ソニーは4月16日、ソニーユーザーとのコミュニケーションを一段と密にするために、さまざまな施策を本格化させた。
まず、動画共有サービス「eyeVio:アイビオ」を利用して、1月11日からベータ版として提供してきた「Sony Talk」を正式に公開した。Sony Talkは、製品やサービスそのものの情報ではなく、それらを取り巻く舞台裏などを開発者みずからが映像で解説していく。
たとえば、4月16日に公開された「Contents5: デジタル化したノイズキャンセリングヘッドホン」では、世界初となるノイズキャンセリング機能をデジタル化したヘッドホン「MDR-NC500D」の開発について、そのこだわりや技術などをオーディオ事業本部の主任技師でソニーのMVPを獲ったこともある角田直隆氏が説明している。角田氏はソニーの高級ブランド「QUALIA」のヘッドホンを開発したことで知られる。
次に、「FLO:Q(フローク)デスクトップウィジェットサービス」も開始した。FLO:Qとは、Find(見つける)、Share(共有する)、Communication(つながる)をコンセプトに無料で情報を提供するサービスで、ソニーグループの新製品やイベント情報などを個人PCのデスクトップに無料で配信する「ソニーグループニュースリーダー」を提供し始まった。
ソニーグループのニュースやイベント情報がRSSフィードで配信されるほか、自分の予定を入力できるスケジューラーや、Sony Talkの再生機能などもある。
さらに、ソニーのグループポータルサイト「Sony Japan」と「Sony Global」の検索エンジンを、これまでのGoogleからマーズフラッグが提供している見える化サイト内検索サービス「MARS FINDER」に変更した。
変更した理由について広報では「あるキーワードに対して、こちらで設定した特定のページを検索結果の上位に表示できるなどカスタマイズができるため」としている。これは、MARS FINDERの拡張機能である「ずばケン」を利用することでできる。また、同じ拡張機能で「インテリ・アドバイザー」を利用し、キーワードの入力中に候補ワードを自動表示するキーワード補完機能も使えるようになった。
このように、3つの施策を打ち出し、「ソニーユーザーへの情報発信やコミュニケーションをさらに高めるべく、今後も意見を聞きながら進めていきたい」(広報)としている。
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