NTTレゾナントと三菱総合研究所は4月8日、「第9回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」の調査結果を発表した。
調査によると、動画共有サービスについて「くわしいサービス内容まで知っていた(すでにサービスを利用している人を含む)」(28.5%)「少し知っていた(サービス名を聞いたことがあるなど)」(42.0%)を合わせ、約7割の人が認知していることがわかった。年代別にみると、10代の認知率が最も高く、約85%に上った。
利用している動画共有サイトについては、「You Tube」(57.4%)が最も多く、次いで「ニコニコ動画」(12.9%)「Google Video」(8.4%)と続く。ジャンルでは「音楽、ミュージックビデオ」(44.1%)が最も多く、次いで「テレビアニメ、アニメーション」(29.9%)「コメディ、バラエティ」(26.3%)が続く。利用するきっかけとしては、「インターネットのニュースなどの記事で紹介されていたから」(49.3%)や「検索サイトを利用している中で偶然見つけたから」(28.9%)「ブログや個人のホームページで紹介されていたから」(28.4%)などが多く挙げられた。
動画共有サイトの利用者に利用頻度を聞いたところ、「週に1〜2回程度」(24.1%)が最も多く、次いで「月に2〜3回」(21.0%)「週に3〜4回」(12.1%)と続く。特に10代では「ほぼ毎日」が26.5%、「週に3〜4回」が21.8%と利用頻度が高く、年齢が高くなるにつれて利用頻度は少なくなる。
企業などが提供する動画コンテンツを「利用したことがある」は48.4%、「音楽・映像コンテンツに関する広告(23.3%)」や「テレビ放送局の動画(22.4%)」での利用が多かった。
動画共有サイトに動画を掲載したことが「ある」と回答した人はわずか4.1%、年代別では10代が最も多く7.3%だった。動画を掲載する理由としては「自分が持っている動画を皆に紹介して共有したいから(57.6%)」や「動画を掲載してリンクを張るなどして、自分のブログやホームページへのアクセス数を増やしたいから(23.8%)」などが多く挙げられた。
さらに動画共有サイトの利用満足度を聞いたところ、「満足している」(10.3%)と「やや満足している」(54.6%)を合わせて64.9%が満足していると回答した。年代別にみると10代の満足度は約8割に上り、年齢が高くなるほど満足度は低くなる。
また、動画共有サイト非利用者に今後の利用意向を聞いたところ、「ぜひ利用したい」(1.1%)と「利用したい」(20.2%)を合わせた利用意向の高い人は約2割にとどまった。年代別では10代の利用意向が27.4%で最も高かった。
調査は「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に2007年7月23〜30日に実施したもの。有効回答数は3万6615人。
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