Japan Blog Award実行委員会は3月5日、CARATO 71(カラート71)にて、「Japan Blog Award 2008」の最終選考結果を発表、授賞式を行った。
Japan Blog Award 2008は、日本のブログ文化の活性化を目指し、一般ブロガーを表彰するイベント。1月31日から2月18日にかけて、「エンターテイメント」「趣味・暮らし」「ジャーナリズム」「スポーツ」「ペット」「ビジネス」「IT」の7つの部門で募集を行い、約3,400のブログがエントリーした。
実行委員会は、読者登録数や被リンク数など「全体の評価」、表現力などの「コンテンツの評価」、エントリーシートに記入した「ブログに対する想い」の3つの審査基準にて選考し、2月25日に各部門ごとに7名、計49名を最終選考にノミネートした。ノミネートされたブログへは、2月27日から3月2日の間に一般投票を受け付け、投票総数6,591票が集まった。
最終選考では、一般投票によるポイントと審査員の選考ポイントを合計し、各部門ごとに、最もポイントの高いブロガーを部門受賞者として選出。さらに、7部門の受賞者の中で、最も一般投票で支持されたブロガーが総合グランプリ受賞者となる。
授賞式には、Japan Blog Award実行委員代表の太田滋氏をはじめ、審査員の米倉誠一郎氏(一橋大学イノベーション研究センター教授)、義田貴士氏(スポーツジャーナリスト)、佐々木俊尚氏(ジャーナリスト)、森田米雄氏(ペット写真家)、徳力基彦氏(ブロガー)が参加。審査員の一人、宮崎県知事の東国原英夫氏はビデオメッセージで登場した。
総合グランプリに選ばれたのは、エンターテイメント部門にエントリーしたブログ「あたし・主婦の頭の中」を執筆する主婦、カータン氏だ。
カータン氏のブログは、子育てや家事といった日常を、マンガを交えながら面白おかしく綴っていく内容で、一般投票数1265票を獲得した。
カータン氏は「生まれたばかりの子供を育てながらブログを更新するのは本当に大変です。ブログでお金がもらえるわけではないのに、夫はいつも励ましてくれました。仕事や恋愛などで疲れたときに、私のブログを見て少しでも笑ってくれたら…と思っています」と受賞の喜びを語った。
審査委員の徳力基彦氏は、式の最後に「ブログは一部の有名な人のものばかりでなく、一般の人が活用し、他の人と知り合える出会いの場でもある。ブログを日々更新している人は、『なぜブログを更新するか?』を自身がわかっているはず。こうしたブログの良さを、もっと多くの人に気づいてもらいたい」と語った。
受賞者の詳細は次ページで紹介する。
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