Ask.comは米国時間3月4日、同社人員の8%に相当する40人を解雇することを発表した。同社によると、今回の人員削減は、エンターテイメントや健康などの情報を求めるコアユーザーの女性に回答を提供することに再度注力するための事業再編の一環であるという。
Ask.com最高経営責任者(CEO)Jim Safka氏は、「われわれは今日、Ask.comの新しい方向性を明らかにした」と声明で述べた。「前進しつつもコアカスタマーに注力し、さらに、Ask.comに求められているもの、つまり、回答の提供にも注力する。われわれのロイヤルベースである4500万のユニークユーザーは回答を得るため、他の主要検索エンジンに比べて3倍の割合でAsk.comを訪れている」
一方、同社は、移行を支援するため、また、コミュニティー生成の返答を増加したり、パートナーを見つけたりするため、若干の人員を加えることも発表した。検索技術としてTeomを今後も利用することも同社は発表した。
今回の再編は、Safka氏がJim Lanzone氏に代わってCEOに1月に就任してから初めての動きとなる。この再編は、Ask.comの市場シェアを5%から拡大することの支援を目的としている。同社はGoogleなどと競合しているが、差は開いたままだ。そのため、特にコア層と質問の回答に注力する、というのが考えとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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