ネットレイティングスは2月25日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2008年1月データをまとめ、発表した。この調査は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとに同一人物の重複を除いた推計利用個人数などのデータをまとめ、レポートとして提供しているもの。
調査結果によると、2008年1月1日にトップページを全面リニューアルしたYahoo! JAPANのニュースや検索の利用パターンに変化があった。今回のリニューアルでは、従来右側にあったニュースの見出しが画面中央に移動し、記事数も増えトップページにおける存在感が大きくなった。
この結果、Yahoo! JAPAN全体の利用者数はリニューアル前後でほとんど変化がないものの、トップページから誘導されるYahoo!ニュース「トピックス」については、前月比で260万人(13.6%)の増加となった。また、個別の記事や写真・動画ニュースが掲載されている「Yahoo!ニュース」も128万人(7.3%)増加している。
一方で、開設以来トップページに掲載されていた登録サイトの個別ディレクトリへのリンクがなくなったことから、Yahoo!カテゴリ利用者数の減少が予測されていた。しかし実際には、トップページ経由の利用者は242万人から44万人に激減したものの、検索結果ペーやニュースページのリンクからの流入が大幅に増加したため、Yahoo!カテゴリ全体の利用者は前月から2.2%増となる912万人となった。
なお、日本におけるYahoo!カテゴリの利用者数である912万人は、リーチ(利用率)19.1%に相当する。欧米主要国における各国版Yahoo!カテゴリのリーチはいずれも1%未満にすぎず、これほど多くのネットユーザーがディレクトリから登録サイト検索を行っているのは、日本特有の傾向であるとしている。
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