オールアバウトとNTTレゾナントは1月22日、ミセスのパソコンと携帯電話の利 用に関する調査を実施、結果を発表した。
調査によると、携帯電話を「持っている(シニア向けではないもの) (74.0%)」と「持っている(「ツーカーs」や「らくらくホン」などシニア向けの もの)(13.1%)」を合わせると約9割が携帯電話を所有している。ただし、イン ターネット機能の利用状況をみると、約8割が「機能が付いている」と回答している ものの「利用している」は44.7%にとどまっている。
パソコンと携帯電話の利用状況を聞いたところ、パソコンでインターネットは 「ほぼ毎日(97.5%)」が大半を占めた。パソコンでメールについても「ほぼ毎日 (67.6%)」と「週に1-2回(15.8%)」を合わせると約9割が頻繁に利用することが分 かった。一方、携帯電話・PHSでインターネットについては「ほぼ毎日」が14.7%に とどまっている。携帯電話・PHSでメールについても「ほぼ毎日(55.2%)」と「週 1-2回(17.6%)」を合わせ約7割とパソコンに比べ利用頻度は低いことが伺える。
メール利用者にメールのやりとりをする相手を聞いたところ、パソコンでは 「友人・知人(65.7%)」が最も多く、次いで「子ども(40.1%)」、「インター ネットやメールで知り合った人(18.5%)」の順に多かった。一方、携帯電話・PHS では「子ども(83.0%)」が最も多く、次いで「友人・知人(73.5%)」、「夫 (59.5%)」の順に多く、パソコンと携帯電話・PHSではやりとりする相手に相違が 見られた。
さらに所有者にパソコンと携帯電話の習得方法について聞いたところ、パソコ ンと携帯電話・PHSともに「子どもに教えてもらった」が最も多く、次いで「手探り で何となく覚えた(独学)」、「本や雑誌で自分で調べた(独学)」の順に多かっ た。また、パソコンと携帯電話の困ったときの相談相手については、パソコンは「子 どもに聞く(44.9%)」、「メーカーやプロバイダ、キャリアのサポートセンターに 問い合わせる(37.7%)」、「インターネットで自分で調べる(36.6%)」の順に多 く、携帯電話・PHSでは「子どもに聞く(49.0%)」、「本や雑誌で調べる (18.8%)」、「メーカーやプロバイダ、キャリアのサポートセンターに問い合わせ る(18.4%)」の順に多くなっている。
インターネットサービス(パソコン)の利用目的としては「ネットショッピン グ(77.3%)」が最も多く、次いで「チケットの予約・購入(47.4%)」、「マネー サービスの利用(44.1%)」の順に多い。また今後の利用意向としては「写真・映像 の整理または編集(29.3%)」、「自らのブログ・ホームページの開設 (22.1%)」、「音楽の整理または編集(22.0%)」が高くなっている。
総合情報サイト「All About」の森川さゆり編集長は「従来、デジタルグッズに は疎いイメージがあった50〜60代のミセスですが、携帯メールを中心に利用頻度が高 い様子が明らかになりました。また、パソコンのインターネットサービスの利用意向 としては「写真・映像の整理、編集」や「ブログやホームページの開設」が高く、50〜60代のミセスにとってインターネットは、サービスを享受する手段から自己表現 ツールのひとつとして変化しつつあるようです」と述べている。
調査は2007年12月17〜18日、[gooリサーチ]登録モニターのうち、50〜69歳の 既婚女性を対象にインターネット上でアンケートを実施したもの。有効回答数は1076 人。
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