M1・F1 総研は12月5日、2007年下半期に首都圏のM1・F1層で最も注目され、流行・話題になったものを表彰する「2007 年下半期 M1F1 グランプリ」において、「小島よしお」がグランプリを獲得したと発表した。
このグランプリは、R25・L25・Hot Pepperの読者に対し、7月以降に流行したものをフリーアンサーで回答してもらうアンケートを実施し、このアンケートの結果から40個の候補を厳選した。さらに1000人のM1・F1層に対し、インターネット調査を実施。40個の候補それぞれを「お気に入り度」「話題性」「新規性」の3つの尺度で得点化し、得点が最上位のものをグランプリとした。
M1・F1 総研は「小島よしお」のグランプリ獲得理由について、「そんなの関係ねぇ」という耳に残るフレーズは「自分の思い通りに行動したい」というM1・F1 の心理を刺激し、日常的にもよく使用されたこと。また、自分を曲げず大御所にもストレートにぶつかる芸風も高評価を得た要因のひとつとしている。
また、M1・F1 の中において流行し、話題となったものには「自分軸」をキーワードとした3つの傾向があると分析している。ひとつは「小島よしお」「IKKO」「おネエMANS」「ルー大柴」など「自分軸」を素直に表現する姿に共感する「主張への共感」、2つ目は「iPod touch」「GT-R」「ギャル曽根」「初音ミク」など「自分軸」で高い評価のものに素直に反応する「夢のリアル化」。
3つ目は「脳内メーカー」「エコバッグ」「ニコニコ動画」など「自分軸」が反映されない社会が決めた一般的な基準や価値を好まない「脱社会価値」。社会環境への不信感などにより、M1・F1 にとって一層「漠然とした閉塞感」が強まる中で、「自分軸」を大切にし「自分軸」で判断するようになったことが今回の大きな傾向としている。
グランプリではこのほか、R25世代(25〜34歳男性)を最も応援していた人物・モノに贈る「R25特別賞」に「iPod touch」、L25世代(25〜34歳女性)の女子力を最も推進していた人物・モノに贈る「L25特別賞」に「白のTSUBAKI」、F1消費者の購買意欲を最も刺激していたモノに贈る「Hot Pepper 特別賞」に「ふんわり名人」が選ばれている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス