SEM(検索エンジンマーケティング)のコンサルティングを行うルグランは10月17日、検索連動型広告の利用者が広告効果を無料で測定できるツールの提供を開始した。無料提供することで広告主との接点を拡大し、本業のコンサルティング受注を増加させる狙い。
無料提供を開始した広告測定ツールは「SEMマーメイド」。検索連動型広告の潜在需要を引き上げるためには、広告主がその効果を見極められるツールが必要と判断。敷居が低い無料提供で需要を掘り起こすとともに、これを導入部としてコンサルティング事業で収益をまかなうというビジネスモデルを描いた。
主なツールの機能は、広告効果の測定および改善案の提示となる。具体的には、オーバーチュアやグーグルの管理画面からダウンロードしたキーワードレポートおよび広告主が入力した想定客単価や粗利益率等をもとに、広告費用が妥当かどうかを診断。診断結果に合わせ、同社が保有する広告効果改善例の中から、適切なアドバイスを表示する。
ルグランによると、検索連動型広告がインターネット広告の中で占める割合はイギリスで57.1%、アメリカで41%と高水準なのに対し、日本では27.5%にとどまっているという。SEMマーメイドによって広告主の費用対効果に対する理解が深まれば、同社の売り上げはさらなる拡大が見込めると見ている。
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