アース・ミュージック、有料音楽のアフィリエイター展開を開始

 アース・ミュージック・ネットワークは10月15日、ファンコミュニケーションズが運営するアフィリエイトサービス「A8.net」とタイアップし、データ分散型音楽課金ファイル方式の有料音楽作品のアフィリエイター展開を10月16日より開始すると発表した。

 この事業展開は、国内の音楽配信業界において、データ分散型音楽課金方式による新しい音楽コンテンツのプロモーションと購入方法の普及を目指すというもの。この課金方式は、DRM化された音楽ファイルを、メールやCD-Rなどで自由に配布し、受け取ったファンが課金決済すると手元のファイルが開く(聴ける)という手法で、特許出願中のもの。

 今回のタイアップは、「A8.net」に参加する全国のアフィリエイターが運営するホームページ上に掲載されたアーティスト別のバナーを経由して、音楽ファンをアース・ミュージック・ネットワークが運営する音楽配信サイト「ON AIR MUSIC!」の各アーティスト作品ページへ誘導するというもの。

 この結果、ファンがダウンロードした音楽ファイルを友人などにメールなどで自由に紹介頒布することで、ファンがファンに音楽作品を紹介、購入するという、音楽コンテンツの新しいプロモーションを兼ねた流通スキームの構築を実現する。アース・ミュージック・ネットワークは、2007年夏より本方式のテスト販売の結果、Hits数およびVisit数が通常時の約10倍規模と、想定以上の課金ダウンロード数の推移を確認したため、本格展開に踏み切ったという。

 アース・ミュージック・ネットワークでは展開の第1弾として、CDの手売りだけで1万枚以上の販売実績を持つ「Rakira」や、海外配信で数千ダウンロードの課金実績がある「船越由佳」、毎年コンサートで来日する結成32年の米国バンド「Kalapana」を採用し、以後、順次5〜10アーティストの展開を継続していく予定としている。

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