カリフォルニア州オークランドに拠点を置く新興企業Surf Canyonは、新しい検索技術を立ち上げようとしている。この技術は、ウェブのクエリを簡単に絞り込める機能をユーザーに提供するとともに、ユーザーが閲覧した検索結果に基づいてその好みを学習する。
Surf Canyonは、クエリに対するウェブの検索結果を一覧表示し、ユーザーが特定のリンクにマウスオーバーするか、リンクの隣にあるターゲットアイコンをクリックすると、さらにリンクの下側に、そのページに関連する結果を表示する。
ユーザーがリンクをクリックすると、システムは学習を開始する。たとえば、「dolphins」と入力した後の検索結果をクリックすることで、ユーザーの関心がマイアミのフットボールチームか、ほ乳類のイルカのどちらにあるかが判定される。検索結果をクリックする回数が多ければ多いほど、ユーザーはシステムの学習度を高めることになる。
Surf Canyonは検索エンジンではない(クローラでインターネットのデータを収集し、インデックスを作成し、関連性を基にページを並び替え、クエリ用のインターフェースを提供するようなことはしない)。Surf Canyonはむしろ「クエリ不要の発見(queryless discovery)エンジンだ」と、同社の最高経営責任者(CEO)であるMark Cramer氏は話す。
「これは、Googleのようなサードパーティの検索エンジンの上に構築する技術だ。われわれは、ユーザーのリアルタイムな挙動に基づき、検索結果を掘り下げ、関連性の高い結果を提示する」とCramer氏は説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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