財団法人デジタルコンテンツ協会は8月8日、「デジタルコンテンツ白書2007」 を発刊した。国内のデジタルコンテンツおよびコンテンツ産業の市場規模に加え、国 内外の産業動向などを調査、掲載している。
デジタルコンテンツ白書2007によると、2006年のデジタルコンテンツ市場規模 は前年比8.3%増の2兆7699億円で、堅調な伸びを示している。流通メディア別にみる と、過半数以上を占めるパッケージ流通(67.5%)が年々縮小傾向にある一方、インターネット(16.7%)および携帯電話(15.9%)流通は年々増加傾向だ。
分野別では映像(25.7%)、音楽(28.3%)。ゲーム(22.1%)、図書・画像・ テキスト(23.9%)がほぼ同じ割合になってきている。2007年の市場規模は引き続き 成長の見通しで、前年比10.7%増の3兆663億円に達すると予測される。
また、2006年のコンテンツ産業の市場規模は前年比1.1%増の13兆9890億円。内 訳は映像が4兆8074億円、音楽・音声が1兆8996億円、ゲームが1兆2959億円、図書・ 新聞・画像・テキストが5兆9861億円となっている。流通メディア別にみると、パッ ケージ流通は過半数を割り込み49.6%。一方でインターネットおよび 携帯電話流通はわずかながら増加した。
そのほか、デジタルコンテンツ白書2007では日本コンテンツの海外展開戦略特集や、経済産業省の「コンテンツグ ローバル戦略研究会」の中間報告、コンテンツの国際展開における戦略や事例を紹介 している。定価は6000円(税込)。
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