Borchers氏:2007年1月のMacworldから6月のiPhone発売までに起こったことを振り返ると、興奮状態が広がっていました。多くの人々が、それは「Appleの誇大宣伝マシン」によるものだと言いましたが、この期間にAppleがしたことや言ったことを考えれば、そんなことはないと分かるでしょう。そして「ニュースをでっち上げるつもりはない。説明すべきことや話すべきことができるまでは、何も言わないでおく」と言うためには大きな自制が必要でした。その後、発売前の金曜に最初のビデオをリリースし、発売日当日までいくつかのビデオをリリースしました。
Borchers氏:MacworldでiPhoneを発表したとき、大きな騒ぎになるだろうということは分かりました。しかし、発売の何カ月も前から、iPhoneを巡ってこれほどの熱狂と情熱が巻き起こることは、Appleの誰もが予想していなかったと思います。しかし、それを体験したので、いざ「iPhone 3G」を発売し、世界中に流通させる段階になったときは、その現象をもう一度作り出せることが分かっていました。皆を驚かせたのは、App Storeの成功です。App Storeを立ち上げたとき、それがうまくゆくであろうことは分かっていました。しかし、9カ月でダウンロード件数が10億件に達すると考えていた人は、誰もいなかったでしょう。これも、それ自身のペースで、そして皆の予測を遙かに上回る速さで成長するエコシステムの一例です。そして、それは今でも減速する気配はありません。
Borchers氏:Steveは素晴らしい人物で、非常に優れたリーダーです。彼の名誉のために言えば、Appleの特徴の1つは、彼の情熱とビジョンを内在化していることです。そして、Appleに長年関わり、この文化の一部である人々が、この6カ月間、指揮を執っています。彼らは6カ月、とてもうまく遂行してきました。Steveが職場に復帰すれば、それは素晴らしい知らせです。しかしそれは、AppleとSteveがうまく連携していることの1つにすぎず、両者のDNAは多くの部分が共通しているのです。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
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