都内の人はあまり利用していないようで、それ以外の地域での利用が多いですね。利用者の7割くらいは高校生です。人気のある商材はアパレルやダイエット用品などで、親に購入してもらうか、代引きやコンビニ払いで支払うことがほとんどです。クレジットカードは持っていない人が多いので、あまり利用されていません。
また、非常に特徴的だと感じるのが、クーリングオフの制度を頻繁に利用するということですね。試着感覚で買って、だめだったら返品するというので、売れた商品の半分くらいが返却されてくるという話も聞きます。リアルで買い物するより気軽に購入できるということと、手に取って商品を確かめることができないということが影響しているのではないでしょうか。
大体1万円から1万5000円くらいのようです。通話定額の相手以外とは通話をほとんどしないので、基本使用料とパケット定額利用料、残りはコンテンツ利用料などが多くを占めているといえるでしょう。
お金の問題は切実なので、懸賞やポイント系サイトなどのお金を稼げるタイプのコンテンツも人気があります。こうしたコンテンツをお小遣い稼ぎの手段として利用することが多いようで、アルバイト手段もリアルからネットに移ってきているといえるかもしれません。
その背景には、不況の影響でリアル社会でのアルバイト自体が減少しているということが挙げられます。現在アルバイトをしている人からも、労働時間が減らされて複数のアルバイトを掛け持ちしているという話も聞きます。
そしてもう1つ、最近のギャルが従来のアルバイトに適さなくなってきているということも挙げられます。例えばこれまで、ギャルに人気の高い高額のアルバイトとしてテレフォンアポインターの仕事がありました。ですが今は携帯電話の普及で家の電話をとる習慣がないことから、電話のマナーをあまり知らず、審査で落とされてしまうことが多くなっています。
しかしその一方で、原稿を書いたり、ホームページを作ったりするなどの作業させると高い能力を発揮する人が増えていますね。普段メールやサイトで文章を書いたり、ホムペを作ったりしていることから、そうした知識や技術を身につけてきているといえます。
1日あたり、大体50〜100通という人が多いようです。多いケースでは、1日200通送っているという人もいますね。ただその内容は会話と同じで、チャット感覚で短文をやりとりしているようです。
テンプレートを用いたような凝ったメールをやりとりすることはあまり多くなく、記念日などのイベントの時くらいといったところでしょう。中高生などには凝ったものを送ったりする人がいるようですが、ギャルは比較的あっさりしています。絵文字代わりに入れられるデコ絵文字が中心ですね。
着うたフルを直接ダウンロードしてきますね。実は最近はカラオケボックスで曲を覚えるという傾向が強く、友達や先輩などが歌った曲を探して、ダウンロードしているようです。それゆえ、ダウンロードするまで原曲を知らないという人が多いです。昔のようにジャケット買いをするとか、CD屋に行って試し聞きをするのではなく、カラオケボックスですべてが完了してしまって、良かった曲をダウンロードし、本当に良かったらCDを買うという行動です。
また、ダウンロード先は無料の着うたサイトが多いようで、そういうサイトを探してくるオピニオンリーダーから広まるケースが見られます。ギャルのネットワークは非常に広いので、口コミで情報が一気に広まるようです。もっとも、そうしたリーダー的存在が周りにいない場合は、有料サイトから購入しているようです。
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