私は、National Geographicが番組を作りたがっていた時、これは正しく行われなければならないと言いました。古いスタイルで、頭蓋をゴムで型どりするのではなく、です。これは非常に重要で、まずCATスキャンを行い、それからバーチャル頭蓋腔を作る必要がありました。その方がはるかに正確で、よいデータが得られますし、はるかに信頼性があります。私は頭蓋腔に30年間取り組んでおり、頭蓋骨のゴムの型どりも沢山やりました。この方法でもある程度の情報は得られるのですが、進むべき道はハイテクです。
非常にたくさんのプログラムがありますが、実際に3次元オブジェクトの計量で使ったのはGeoMagicと呼ばれるものです。これは工業デザインや医療など、何にでも利用できます。
一度バーチャル頭蓋腔をこのGeoMagicで作ってしまえば、それを操作したり、回したり、スライスしたり、サイコロ状に切ったりできますし、体積の計測を含め、あらゆる種類の計測手段を備えています。
それは簡単な質問です。私はPNASで論文を発表してから、メディアの前で何度も話しました。一部の人は、議論自体のセンセーショナルな面に焦点を当てすぎ、使われた技術に注意を払いません。多くの人は、研究そのものを読んでいません。電話でインタビューをしてくる人がいるのですが、私が「このページでは」と言うと、「ああ、私はその論文を見ていないんです」と言います。彼らはロイターで読んだようなことしか知りません。
私は、発見した人たちではないかと思っています。発見者がこういうことをするのはよくあります。発見物にニックネームを付けるのです。
気が利いていると思います。私は気にしていませんし、あの名前でこの件が身近になることは、良いことです。私は200人ほどの学生がいる大きな人類学の授業を持っており、そこでは長いラテン語の名前がたくさん出てきますので、彼らはニックネームを気に入っています。一般の方や学生にとってのきっかけ作りが簡単になります。ですから、私は気にしていませんし、ある意味で楽しくもあります。
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