文:Daniel Terdiman(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2006/12/06 08:00
伊藤穰一氏は日本で生まれ、米国で教育を受けたビジネスマンだ。先頃、「Web 2.0」カンファレンスに参加した伊藤氏のネームバッジの社名部分には「We Know Guild」と書かれていた。
これはオンラインゲーム「World of Warcraft(WoW)」の中で彼が運営しているギルドの名称だ。このギルドにはベンチャーキャピタリストや最高経営責任者(CEO)のほか、インターネットエコノミーの名士たちが参加している。ネームカードにギルド名を書いたのは内輪の冗談かもしれないが、実際のところ、彼の職業をひとことで言い表すことは難しい。
伊藤氏にはたくさんの顔があるからだ。主立ったところでもTechnoratiの国際部門のゼネラルマネージャー、Six Apart Japanの会長、ベンチャーキャピタル「ネオテニー」の創設者で代表取締役社長、ICANN理事、Creative Commonsボードメンバー、Open Source Initiativeの役員などがある。
伊藤氏が世界中の空を飛び回っているのはそのためだろう。彼をつかまえることは不可能かもしれないが、インスタントメッセンジャー(IM)の友だちリストに彼が載っているなら、現在の居場所のヒントをもらうことはできるかもしれない。それでも、彼のスケジュールを把握するのは並大抵のことではない。
伊藤氏は先頃、CNETが仮想世界「Second Life」上に開設した支局に登場し、共有経済、著作権、WoWなど、さまざまな事柄について語った。
ある時は企業家、ある時はベンチャーキャピタリスト、ある時は非営利団体の理事です。こうした活動と並行して、記事やブログの執筆、講演、政策活動なども行っています。
今日では多くのものが独占企業によってゆがんだ状態に置かれています。たとえば、ネットワークは電気通信会社によって、コンテンツの著作権はハリウッドによって、ソフトウェアはMicrosoftやその他の企業によって妨害されています。独占企業は市場の効率を低下させていますが、これはビジネスチャンスでもあります。私は記事を書き、非営利団体に参加し、ベンチャー企業に対抗入札することによって独占企業と戦っています。
私を敵視する人もいますが、独占企業の中にも変化を支持している人はいます。多くの人にとって、現在の状況は惰性の産物なのです。

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