NECパーソナルコンピュータは9月27日、開発生産拠点である山形県米沢市の米沢事業所を記者向けに公開した。合わせて約9.9mm、約350gのAndroid端末などのプロトタイプや「視線」でPCを操作できる新技術なども披露した。
米沢事業所は1944年に「米沢製作所」として設立され、1982年に日本電気の資本を得て「米沢日本電気」として1983年からノートPCの生産を開始した、NECにおけるPC事業の“マザーファクトリー”である。
現在、米沢事業所では戦略商品の開発やBTO生産を中心にしており、中国や台湾でもベースユニットや一部完成品を生産している。7月のNEC レノボ・ジャパン グループを発足時、米沢事業所と群馬県太田市にあるサービスサポート拠点の今後を心配する声もあったが、米沢事業所への投資は従来以上に行われているという。
写真は米沢駅の近くに位置する米沢事業所。