エプソンは8月31日、家庭用プリンタ「カラリオ」シリーズの新ラインアップ9機種、「カラリオ ミー」4機種、A3ノビ対応のインクジェットプリンタ1機種を発表した。9月8日より順次発売する。
カラリオシリーズの新ラインアップで6色染料インクを採用したのは、ADFを備えたプレミアムFAXモデル「EP-904F」、ADF(Auto Document Feeder)搭載のプレミアムモデル「EP-904A」、ブラック、ホワイト、レッドの3色から選べるおすすめモデル「EP-804A/AW/AR」、前面給紙のスタンダード多機能モデル「EP-774A」、ベーシック多機能モデル「EP-704A」の7機種。4色顔料インクを採用しているのが、低価格ながらワイヤレス機能を備えた「PX-434A」、コストパフォーマンスに優れた「PX-404A」の2機種だ。
EP-904F/EP-904AおよびEP-804A/804AW/804ARの操作パネルは、特定の操作をすると関連メニューだけを表示する「先読みガイド」を搭載。「うっかり防止アラート」として、原稿の取り忘れ時にアラーム音で知らせる「原稿取り忘れ通知」や、印刷設定とプリンタの用紙サイズが異なる場合に液晶画面で知らせる「印刷前の用紙サイズチェック」も備えている。
また、iPad/iPhone/iPod touchから無線LAN経由で印刷できるアップルの「AirPrint」および、Googleが提供するクラウド印刷サービス「Google Cloud Print」に対応する予定。市場想定価格は、EP-904Fが4万円台中盤、EP-904Aが4万円前後、EP-804A/AW/ARが3万円前後、EP-774Aが2万円台中盤、EP-704Aが1万円台後半、PX-434Aが1万円台後半、PX-404Aが1万円前後半。発売時期はEP-704Aが9月8日、PX-434AとPX-404Aが11月上旬で、その他の機種については9月15日になる見込みだ。
コンパクトプリンタのカラリオ ミーシリーズでは、1055種類のデザインを内蔵し、PCなしで簡単ハガキ作成ができる「宛名達人 E-820」、ホワイト、ピンク、グリーンの3種類が用意された「E-350W/E-350P/E-350G」をラインアップ。そのほか、エプソンプロセレクションプリンタの新商品として、四切/A3ノビ対応の光沢顔料インクジェットプリンタ「PX-7V」も発売される。発売日はいずれも9月15日。市場想定価格は、E-820が5万円台中盤、E-350W/E-350P/E-350Gが1万円台後半、PX-7Vが6万円台後半となっている。
さらにエプソンでは、スマートフォンやタブレット端末などに対応したエプソン独自のサービスを秋から開始し、モバイル&クラウドプリントサービスを拡大する。同社製プリンタのメールアドレスにメールを送るだけで本文や添付ファイルを印刷できる「メールプリント」を提供するという。また、最新のiOSおよびAndroid端末用のプリントアプリ「Epson iPrint(iOS版/Android版)」をダウンロードすれば、Wi-Fiに接続したプリンタから印刷することも可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」