ハイビジョン自由自在--セパレートになったVAIOフラッグシップモデル ソニー「VAIO type R master」 - (page 3)

ソニー
VGC-RM90PS・RM90S
内容:最新のテクノロジーと現代感覚にマッチしたデザインで、常に時代の一歩先をリードする「VAIO」。そのフラッグシップモデル「VAIO type R master」が、先進のアーキテクチャーと、ユニークなセパレートタイプのスタイルで登場した。これからいよいよ本格的になるハイビジョン映像を、より自在に、より確実に操るための頼もしい存在になるだろう。

周辺機器の接続に困らない豊富なUSBポート

 この「VAIO type R master」は、至る所にUSBポートがついている。メインユニット前面×4、背面×4、アクセスユニット前面×2、背面×2、キーボード×2。合計14カ所。もしかしたら、まだ見つかっていないポートがどこかあるかもしれない。これだけあれば、USBハブをわざわざ購入する必要もなく、離れた場所にユニットを配置しても、どこからでもUSB機器を接続できるというわけだ。とりわけ最近は、大容量で価格のこなれたUSB接続の外付けHDDが多く出回っているので、そういった外部記憶装置を積極的に使ってもいい。

  • 折りたたみ式のキーボードカバーは、ワンタッチでアームレストになる。映像編集は必然的に長時間作業になるので、アームレストがあるとかなり手首の負担が減る

 キーボードは、[Home][Delete]などの機能キーのブロックを廃止してシンプルなレイアウトに変更された。もちろん、機能キー自体がなくなったわけではなく、テンキーの上部分などに配置されている。剛性やキータッチも改善され、使いやすさが一層増した感じだ。また、以前のモデルで採用されていたキーボードカバー兼アームレストが復活した。カバーを折りたたむことによって、打鍵による疲労を軽減する働きするアームレストになる。キーボードカバーはホコリよけというよりも、誤操作を防ぐために有用だ。映像編集では、最後の処理にレンダリング(複雑な編集から最終的な出力をすること)が必要で、長い作品では数時間もマシンを動かしっぱなしの状態になる。この作業中、CPUパワーをフルに使いマシンは作業することになるのだが、間違ってキーに触ってしまうとレンダリングが中止されてしまうこともある。つまらないトラブルを避けるという意味でも、簡単に誤動作が防げるキーボードカバーはありがたい存在といえる。

ハイビジョンを手中に収める編集ソフトの充実

  • アドビ「Premiere Pro 2.0」。複雑なトランジションやエフェクト、タイトルやテロップなど、さながら映画のような高度な演出が可、高機能の編集ソフトだ

 

 ハードウェアだけではなく、ソフトの充実も注目せずにはいられない。プロも使用しているアドビ「Premiere Pro 2.0」なら、ハイビジョン映像にテロップやフィルター効果、トランジションなどを駆使して、まるで映画のような高度な映像作品を制作することも可能だ(RM50シリーズはPremiere Elements)。DVgate Plusで取り込み時にリアルタイム生成されるプロキシファイルと、高速CPUによる処理で、DVの4.5倍の情報量を持つハイビジョン映像でもストレスを感じることなく編集。完成後は、スマートレンダリングで高画質のまま作品を保存。もちろん、標準画質のDVテープを使った作品にも対応している。  ほかにも、MPEG映像を高速で編集したりDVDビデオディスク用にオーサリングしたりできる「TMPGEnc for VAIOシリーズ」や、HDVファイルの音声編集に対応したサウンド編集ソフト「DigiOn Sound 5 for VAIO」(RM50シリーズはL.E.版)など、映像編集のすべての行程がこれ一台で完了してしまう充実度だ。

  • 「TMPGEnc for VAIOシリーズ」の「TMPGEnc MPEG Editor」。デュアルコアプロセッサに最適化され、プロキシファイルを使用しなくても、スムーズな再生が可能。HDVファイルをコマ単位でカット編集することが可能だ

  • 「DigiOn Sound 5 for VAIO」 HDVプロキシファイルに対応し、なめらかに表示しながらBGMの追加やナレーション録音ができる。マルチトラックのサウンド編集ソフトの特長を生かし、複数の楽器音を組み合わせた楽曲づくりも可能だ

  • アドビ「Photoshop Elements 4.0」。動画だけでなく、静止画の編集に威力を発揮。DVDメニューのテンプレートを作成したり、映像のタイトルを作ったりと、映像編集にも親和性が高い

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