ハイビジョン自由自在--セパレートになったVAIOフラッグシップモデル ソニー「VAIO type R master」 - (page 2)

ソニー
VGC-RM90PS・RM90S
内容:最新のテクノロジーと現代感覚にマッチしたデザインで、常に時代の一歩先をリードする「VAIO」。そのフラッグシップモデル「VAIO type R master」が、先進のアーキテクチャーと、ユニークなセパレートタイプのスタイルで登場した。これからいよいよ本格的になるハイビジョン映像を、より自在に、より確実に操るための頼もしい存在になるだろう。

音もなく動き続けるメインユニット

  • メインユニット。フロント吸気冷却とノイズ減衰構造のフロントパネルは威力絶大。前面には電源ボタンのほか、AV(S)入力端子、USB×4、i.LINK端子を配する。フロントパネルは簡単に開けることができ、HDDの増設・交換をスピーディーに行える

 映像編集には、騒音は大敵。だから、ツインユニット・コンセプトは理想的と言えるだろう。しかし、このメインユニットはそんな心配をする必要がないほど静かなのだ。その秘密は、フロント吸気冷却とノイズ減衰構造のフロントパネル。さらにHDDは、振動対策板厚HDDブラケットとノイズ吸収クッションに囲まれ、より一層の静音性を実現している。まったく音がしないわけではないが、防音壁で囲まれたレコーディングルームなどのような場所でない限り、マシンが動いているのかさえ不安になるほど静かなのだ。HDDのカリカリ音もカリカリではなくコトコトといったかすかな音で、たとえ目の前に本体があっても気にもならない程度。あまりに静かで、逆に冷却は大丈夫なのかと心配したところ、効率よい内部レイアウトで理想的な冷却が施されているようだ。

 光学ドライブを別体化したことでコンパクトになったが、拡張性を犠牲にしたわけではない。30cm級のフルサイズPCI-Expressカードや、2段式のグラフィックボードも搭載可能なのだ。映像編集はこの「type R master」で十分なのだが、他社製のハードに慣れていて、どうしても使いたいというユーザーの要望にも対応できるという柔軟さが素晴らしい。ただし、サポート対象外になるので自己責任で望んでほしい。

  • 背面には、パラレルポート、6ピンのi.LINK端子、USB×4、1000BASE-Tやオーディオ端子などが並ぶ。ディスプレイ出力はDVI×2で、ほかにAV端子やアンテナ入力、B-CASスロット(VGC-RM70DPL4のみ)など

  • 効率よい空気の流れを作り、クーリング性能は高い。また、振動・防音対策など細部まで手を抜いていないこだわりの設計が伺える。拡張性も高く、フルサイズのPCI-Expressカードが搭載可能

  • フロントから簡単にHDDの増設や交換が行える。本体側面のフタを開ける必要がない。ラックに収納したり、他の機器と積み重ねたりした状態のままで作業ができる。ユーザーのあらゆる環境を想定した使い勝手だ

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