映像編集には、騒音は大敵。だから、ツインユニット・コンセプトは理想的と言えるだろう。しかし、このメインユニットはそんな心配をする必要がないほど静かなのだ。その秘密は、フロント吸気冷却とノイズ減衰構造のフロントパネル。さらにHDDは、振動対策板厚HDDブラケットとノイズ吸収クッションに囲まれ、より一層の静音性を実現している。まったく音がしないわけではないが、防音壁で囲まれたレコーディングルームなどのような場所でない限り、マシンが動いているのかさえ不安になるほど静かなのだ。HDDのカリカリ音もカリカリではなくコトコトといったかすかな音で、たとえ目の前に本体があっても気にもならない程度。あまりに静かで、逆に冷却は大丈夫なのかと心配したところ、効率よい内部レイアウトで理想的な冷却が施されているようだ。
光学ドライブを別体化したことでコンパクトになったが、拡張性を犠牲にしたわけではない。30cm級のフルサイズPCI-Expressカードや、2段式のグラフィックボードも搭載可能なのだ。映像編集はこの「type R master」で十分なのだが、他社製のハードに慣れていて、どうしても使いたいというユーザーの要望にも対応できるという柔軟さが素晴らしい。ただし、サポート対象外になるので自己責任で望んでほしい。
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