まず、Webページ全体をスクラップ保存するまでの流れを見てみよう。この機能を使ってWebページをスクラップ保存しておけば、むやみに「お気に入り」を増やして、かえって使いにくくなってしまうような心配がないし、いつのまにか公開されなくなってしまったページもパソコン内に取り込んでおける。また、気軽にスクラップしておけるから、仕事の企画にもブログのネタ帳としても便利で、モバイルで資料を参照したいときにもインターネットにつなげなくてもばっちり参照できるという利点もある。
スクラップの具体的な方法はこうだ。まずInternet ExplorerでスクラップしたいWebページを表示させ、ページの上で右クリック。表示されるメニューから[ネタの種にページ全体を取り込む]を選択する。「どの箱に取り込みますか?」と書かれたネタの種のウィンドウから、そのページを保存したい箱を選択する。すると効果音とともにページの保存処理が行われる。保存までの作業は、右クリック→メニュー選択→箱選択の3ステップだ。
次におすすめなのが、テキストデータのスクラップだ。メールの本文やテキストファイル、Webページの資料やPDFのファイルの本中など、バラバラになっている情報をひとまとめにするのに役立つ。企画書作りやレポート作成、資料の収集などを行う際に便利に使える機能だ。ちょっとしたテキスト情報を保存しておくのに、デスクトップが付箋紙でいっぱいという人にも便利に使えるのではないだろうか。
具体的には、テキストファイルやメールの本文、PDFファイルなど、保存したい部分を表示させ、保存する文字を範囲選択する。そのままその選択範囲をドラッグすると、画面右端にネタの種2の取り込み窓が表示されるので、その保存したい箱へ選択範囲をドロップしてやればいい。
Internet Explorerの場合は、同様に取り込み窓にドロップするほか、右クリックで表示されるメニューから[ネタの種に選択箇所の文字だけ取り込む]か[ネタの種に選択箇所を取り込む]から選べるので、テキストだけでいい場合は[ネタの種に選択箇所の文字だけ取り込む]を選ぶ。同じように保存先の箱を選べば、選択した範囲の一行目が見出し(ファイル名)となって保存される。
どちらの場合も、ファイル名をつけて保存する手間がかからないので、気軽にテキストをスクラップできる。また、こうして整理したデータは、逆に下書きとして一太郎形式やHTML形式に簡単に変換することもできる。
さらに、ネタの種2の箱を右クリックし、書式を「予定表として使う」に変更すると、簡単なスケジュール帳代わりにも使える。Outlookの予定表や電子辞書ほどの機能はないが、業務報告のための資料をここにまとめておいたり、日付別にメモをしておきたいという人におすすめしたい。
このほか、箱の名称を「未処理」「処理済」としてToDo代わりに使用したり、「仕事」と「趣味」に分けておくなど、使い方はさまざま。軽くてシンプルなだけに、どう使いこなすか自由度が高く、自分の使いたい方法で使っていけるので使っていてストレスも少ない。ネタの種2を使って情報を取り込む瞬間に整理すれば、わざわざファイルを整理する時間を作らなくても、常にどこに何の情報があるのか分かりやすくなり、以前よりも情報を活用できるようになるはずだ。
まさに「考える早さで」、ストレスフリーの作業ができるネタの種2。今の情報整理がいまひとつだと思いながら使い続けている人や、パソコン上・インターネット上のさまざまな情報を、より効率よく活用したい人におすすめのソフトだ。
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