ラシージャパンは、フランスに本社を持つPCの周辺機器を扱うメーカーだ。海外では、レゴのようなユニークなデザインの外付けHDD「LaCie Brick Desktop Hard Drive」を、リリース(日本では未発売)するなど、日本ではあまり見られないデザインの製品が多い。ラシージャパンによれば、デザイナーやアーティストらのユーザーが多いというが、それもうなずける話だ。
今回登場したのは、8GBを搭載したカードサイズの超小型HDD「LaCie Carte Orange」。データ転送速度は最大9MB/s。厚さは6mm、重さ56gと薄く軽量だ。メタルボディにオレンジのラインが縁取りされており、これが8GBの大容量を持つストレージデバイスだとは驚きだ。カードサイズなので、電子マネーのカードリーダーのようにも見える。
データの持ち運びには手頃なところで、USBメモリーキーやSDカードなどを使う人も多いだろう。しかし、1GBや2GBの大容量のものはまだ高く、2GBとなると2万円前後はしてしまう。「LaCie Carte Orange」はHDDなので単純にUSBメモリなどと比べることはできないが、8GBあればたいていのデータは収まるし、なんといっても価格(ラシージャパンのダイレクトサイト「LaCie Store」で19,980円)が非常に魅力的だ。
USBとの接続部分のケーブルは、本体内に収めることもでき、もし短ければ付属の延長ケーブルで長くすることもできる。ドライバは不要で、USBポートに接続するだけで使用できる。WindowsXP、Macともに対応。もちろん、USB2.0に対応している。また、USBポートに接続すると、本体にある小さいランプが青く点灯する。差し込めば自動的に認識してくれるので、接続したかどうかは分かるのだが、点灯することで接続したという安心感が得られるし、ちょっと洒落た感じがする。
デザインも機能も価格も、申し分なしというストレージデバイスだが、ひとつ気になる点をあげるなら、ケーブル回りはビニールコーティングなので、そのままむき出しで持ち歩いているとキレイなオレンジ色が汚れてしまいそうなことだろうか。できれば、おそろいのオレンジ色の袋を付けてくれたら──と感じた。
持ち歩ける大容量ストレージを探している人には、ぜひオススメしたい1台だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」