[レビュー]無敵の防水性能--三洋電機「Xacti DMX-CA65」

三洋電機
内容:ビデオカメラに求められる「小型、軽量、高画質」はもちろんのこと、アウトドアユースで望まれるもう1つの条件が「防水」だ。海に山にとアウトドアユースが高まるこの季節、防水まで完備したビデオカメラはどこでも連れて行ける最強アイテムだ。

水に潜って撮れる水中動画デジカメ

  • 撮影スタイルは縦型ビデオカメラ的だが、ビデオカメラよりもコンパクトで気軽に撮れる。JIS保護等級8の本格防水機能で、海や川だけでなく、雨の日でも気兼ねなく撮れる

 「Xacti DMX-CA65」は三洋電機の動画デジカメ「Xacti」シリーズの最新モデルである。カメラとしての基本スペックは従来モデル「DMX-CG65」と同じで、1/2.5型の有効約600万画素CCDと、光学5倍ズームレンズを備え、最大600万画素(補間で最大1000万画素)の静止画と、最大VGA解像度、30fps(毎秒30フレーム)のムービーが撮影可能だ。

 3色のカラーが選べるボディは丁寧な表面処理が施され、マリーンレジャーのツールにふさわしいスポーティーな高級感が感じられる。サイズは従来機DMX-CG65と比べると大型で重くなった。片手でホールドするとカメラ上部に重量感を感じるほど手応えがある。とはいえ、一般のビデオカメラと比べればコンパクトで、防水であることも考えると、リーズナブルなサイズに収まっている。グリップ部が長くなったので、従来モデルよりもしっかり構えられて手ブレを防ぎやすくなった、ともいえるだろう。

  • 従来機DMX-CG65(左)と比べると、本機(右)は大型で重くなった。液晶のサイズは同じだが、液晶ドアが大きくなって重量感がある。グリップ部は本機の方が握りやすい

  • DMX-CG65(左)は、十字キーとズームレバーを独立させていたが、本機(右)では兼用に。再生/撮影切り替えボタンは側面に移動。「ロック注意」表示がカバーの開閉ボタンだ

  • 液晶ドア内に再生/撮影モード切り替えボタンと、電源ボタンを備える。底面には三脚穴がついている

 以前にもDMX-CA6という生活防水モデルがあったが、DMX-CA65はIPX8(JIS保護等級8)という本格的な防水機構を備え、水深1.5mで連続60分までの水中撮影が可能だ。制限深度からするとダイビング用の本格的な水中カメラとしては使えないが、磯や浅瀬に立って撮るなど簡易な水中撮影なら十分にこなせる。

  • 背面カバー内にSDカードとバッテリのスロット、AV接続端子を備える。カバーは下端のプッシュ部分を押すとボタンが下がって防水ロックされる仕組みだ。このロックさえしておけば浸水の心配はない

 なんといっても、海辺やプールサイドなど、水しぶきの気になる場所で気兼ねなく使えるのが便利だ。汚れたら水でさっと洗い流せるのも気持ち良い。防水に手間はかからず、バッテリ蓋をプッシュしてロックするだけなので、うっかり浸水させてしまう心配はまずないだろう。

 気軽に持ち歩くために”レンズバリアが欲しい”というのがXactiシリーズへの以前からの要望だったが、本機のレンズは防水ガラスで覆われているため、レンズの汚れをさほど気にせずに持ち歩ける点も便利だ。

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