マランツ、セパレートアンプの性能を1つにしたプリメインアンプ「PM-10」

 ディーアンドエムホールディングスは1月17日、マランツブランドからプリメインアンプ「PM-10」を発表した。「Separate Amplifier Concept」を掲げ、セパレートアンプのパフォーマンスをワンボディに統合した。発売は2月下旬。想定税別価格は60万円になる。

 2016年10月に発売したSACD、CDプレーヤー「SA-10」の“相棒”となるプリメインアンプで、フロントパネルの左右に配置されていたボタンをなくし、シンプルにしたデザインやマランツの今後10年の基礎になるモデルに冠した「10」ナンバーを踏襲。スペシャルモデルに位置づける。


「PM-10」

左から「PM-10」、SACD、CDプレーヤー「SA-10」

 プリメインアンプながら、マランツのステレオコントロールアンプ「SC-7S2」とモノラルパワーアンプ「MA-9S2」の要素を1つの筐体に収めた意欲作で、大出力、圧倒的なスピーカ駆動力、フルバランス回路、独立電源などの要素を持つ。

 「HDAM-SA3」搭載フルバランス構成プリアンプにより、入力信号の鮮度を損なうことなく、パワーアンプに送り届けることを実現。バランス入力、アンバランス入力それぞれに専用のHDAM-SA3モジュールによるディスクリート構成の電流帰還型インプットバッファーアンプを備え、入力信号をインピーダンス化することでLRチャンネル間、入力ソース間の干渉を排除し、入力信号を劣化することなく伝送する。

 パワーアンプにはチャンネルあたり2基、LR合計4基のモジュールを使用するBTL構成で、400W/4オームの大出力を実現。常に安定した再生が可能だ。

 本体にはマランツ独自の「コンスタント・カレントフィードバック・フォノイコライザー」を搭載し、周波数帯域に音質が左右されず、低域から広域まで安定したフォノイコライザーを実現。入力はMC Low、MC High、MMの3種類に対応する。

 サイズは高さ168mm×幅440mm×奥行き453mmで、重量約21.5kg。バランス×2、アンバランス×4、フォノ×1、パワーアンプダイレクト×1の音声入力と、RECアウト×2、ヘッドホン×1の音声出力端子を備える。

  • 写真手前左からプリアンプ基板、フォノアンプ基板、奥左から純銅削りだしピンジャック、純銅削りだしスピーカターミナル

  • 写真手前左からトロイダルトランス(プリアンプ用)、ブロックコンデンサ(プリアンプ用)、パワーアンプ用電源回路、スイッチングアンプモジュール、奥アルミ削り出しインシュレータ

  • リアパネル

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