おもちゃやフィギュアなどの製造、販売を手がけるグッドスマイルカンパニーは7月15日、変形機構を備えたヘッドホン「THP-01」を発表した。256のパーツから構成され、スクウェアなフォルムに折りたたむことができる。専用サイトから購入ができ、現在8月出荷予定分を受けている。税別価格は4万5000円。
THP-01は、グッドスマイルカンパニーとミュージシャン「LINKIN PARK」のMr.Hahn(ミスターハーン)氏のコラボーレションブランド「toon WORK SHOP」の第1弾商品。グッドスマイルカンパニー代表取締役社長の安藝貴範氏は「Mr.Hahn氏と一緒に何か新しいことをやりたいと話したいたところ、彼がオーディオの開発をやってみたいと言い、それがきっかけになった。当初はかなり迷走したが、『ヘッドホンを変形されたら面白いのではないか』というコンセプトから、今回のモデルが生まれた」と発売の経緯を話した。
オーバーヘッドタイプのヘッドホンで、可変するトランスフォーム機構が最大の特徴。ヘッドバンドには耐熱、耐油性に優れたTRSiV製を採用し、ストレスフリーな装着感を実現。SUS304-CSP/POM/PA6+GF製のハイブリッドモジュールにより、可動部もケーブルの取り回しと軽快な可変フィーリングが楽しめるとしている。
40mmのダイナミック型ドライバを内蔵し、サウンドチューニングはMr.Hahn氏自らがディレクション。音圧に依存しない低音再生を実現したという。ケーブルは脱着式で、長さは1.2m。L、Rの差し替え、リケーブルに対応する。
ハウジング部分は、PC/ABS樹脂製の外装シェルを用い、ネジ1本で脱着することが可能。今回発表したTHP-01のほか、漫画家弐瓶勉氏の作品に登場する架空企業「東亜重工」とのコラボレーションモデル「THP-01 東亜重工製通信用端末・二零式[白]」(税別価格:5万5000円)、「THP-01 東亜重工製通信用端末・二零式[黒]」(同:5万5000円)、アーティスト河村康輔氏が、大友克洋氏の作品をコラージュしたグラフィックを本機用にリデザインしたスペシャルモデル「THP-01 RE:construct Ver.1」(同:5万5000円)の発売も予定されている。加えて、3Dデータのオープンソース化によるMakersとのコラボレーションも企画しているとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス