ディーアンドエムホールディングスは4月14日、マランツブランドから11.2ch対応のAVプリアンプ「AV8802A」を発表した。すべてのHDMI端子がHDCP 2.2対応になる。発売は6月下旬。税別価格は45万5000円になる。
AV8802Aは、2月に発売された「AV8802」をベースに、8入力3出力すべてのHDMI端子を4K映像コンテンツに使用される著作権保護技術HDCP 2.2に対応したもの。4Kコンテンツの超高精細映像をフラッグシップグレードのサウンドとともに視聴できる。
「Dolby Atmos」に対応したほか、DTSの新サラウンドフォーマット「DTS:X」への対応も予定している。
11.2ch独立基板の電流帰還型プリアンプを採用し、送り出しアンプをフルディスクリート化することで、スルーレートが「AV8801」の約16倍に向上。プレミアムHi-Fiコンポーネントに匹敵する情報量と低歪を実現した。
最大11.2chの同時出力に対応し、プリアウト端子はバランス、アンバランスともに13.2chを装備。D/Aコンバータは32bit対応の「AK4490」を7個搭載する。
Wi-Fi、Bluetoothなどのワイヤレス環境を備え、DSD(2.8MHz)、FLAC、WAV、AIFF(192kHz/24bit)、Apple Lossless(96kHz/24bit)再生に対応したDLNA 1.5準拠のネットワークオーディオプレーヤー機能を搭載する。
サイズは高さ185mm×幅440mm×奥行き389mmで、重量約13.6kg。専用アプリ「Marantz Remote App」を使用すれば、スマートフォンやタブレットから電源オンオフや入力やサウンドモード切替などの操作が可能だ。
あわせて、AV8802のHDCP 2.2対応無償アップグレードサービスも開始する。これは8入力3出力すべてのHDMI端子をHDCP 2.2に対応させるもので、実施期間は6月18日から12月17日まで。受付開始は6月4日。専用ウェブサイトから申込用紙をダウンロードし。必要事項を記入した上でファクスにて申し込む必要がある。
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