オークローンマーケティング、三重テレビ、NTTの3社は12月6日、三重テレビの視聴者を対象にした、テレビ番組とインターネット情報をスマートフォンでつなぐ実証実験を実施すると発表した。
これは、映像に埋め込まれた不可視の電子透かしを携帯端末上で読み取り、映像に関連する情報を携帯端末上に表示させるというもの。今回の実験では、三重テレビが放映するテレビショッピング番組「ショップジャパン スピードスライサー スバヤイサー」の画面上に電子透かしが表示され、スマートフォンをかざすことでテレビショッピング「ショップジャパン」の商品購入サイトが表示されるという。
スマートフォンで電子透かしを読み取るには、専用の「モバイル動画透かし検出ソフトウェア」のダウンロードが必要になる。Android端末のみの利用となり、三重テレビでは、番組内でQRコードを表示させることで視聴者にダウンロードを促す。
実験期間は12月8~31日。今回の実証実験にはNTTメディアインテリジェンス研究所が開発した「モバイル動画透かし技術」が用いられており、読み取り速度は最短1秒。離れた位置や斜め方向からでも情報の検出が可能だ。
3社は今回の実験をもとに、映像を起点とした効果的な情報取得手段の確立と実用化に向けて研究開発を進めるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ
Copilot + PCならではのAI機能にくわえ
HP独自のAI機能がPCに変革をもたらす