中国聯通(China Unicom)はこのほど、中国における「iPhone」の販売台数が、10月31日の発売開始以来で10万台を超えたと発表した。発売開始の一週間で5000台しか売れなかった状況から、販売が上向いていることは明らかである。しかし、10万台という数字は、China Unicomの総契約者数である1億4400万人と比べると依然として少ない。
iPhone向け中国市場は、他の国ほど堅調ではないかもしれない。その理由として、iPhoneが中国では高価で(最大1025ドル)、Wi-Fi機能を搭載していないことが挙げられる。また、中国で生産されたが中国政府のライセンスを受けていない、ジェイルブレイク(脱獄行為)されたiPhone向けに、グレー市場が活況を呈していることも要因であると思われる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」