演説をAIで分析--カエカ、話す力を数値化し強みと課題を見つける「kaeka score politics」

 カエカは6月20日、演説力診断サービス「kaeka score politics」の提供を開始した。

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 同社は、伝え方トレーニングサービス「kaeka」を主軸に、経営者、政治家、社会人に向けて伝え方トレーニングを提供する企業。衆議院・参議院議員、県知事や区長をはじめとした首長、区議会・市議会議員など、160人以上をサポートしてきた。

 今回提供を開始するkaeka score politicsは、ダイアログ(選挙プランナー松田馨氏)監修のもと、同社のノウハウと指標を基に作成した、政治家の話す力を数値化する評価ツールとなる。演説をAIで分析し、定量的に診断するテストの提供は日本で初めてになるという。

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 これまで、定量的に診断することが難しかった「話す力」について、3年間の受講者の蓄積を元に、独自の指標を生み出し14要素に分解。

 同サービスでは、そのうち7要素について、AIと話し方の専門家による採点を融合させた採点方法により、定量的かつ、視覚的な分析結果を抽出できるという。

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 対応するのは、筋の通る話をする力 話の筋を整える力「PLOT」、事実を扱う力「FACT」、ストーリーを伝える力&経験・思いを伝える力「STORY」、核心を伝える力「CORE」、声のスピードを効果的に使う力「SPEED」、声の高低を効果的に使う力「PITCH」、間を効果的に使う力「PAUSE」の7要素。

 30分間の口頭試験により、「言語力・構成力」「話し方」の特徴量を可視化し、自分の伝える力の傾向を客観的に掴むことが可能だという。

 また、街頭演説の他、議会質問や応援演説など、政治家として話す機会のある多様な場面を設問として用意。さまざまな場面での話し方を試すことで、現状の話し方の癖や傾向について、多面的に分析することができる。

 さらに、マイクはあるのか、話す時刻は何時ごろなのかなど、細かい状況まで想定した設問を用意する。

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 なお、2023年1月に販売開始した「kaeka score」の政治家向け派生版として展開するもので、PCを利用して2980円/回で受験できる。kaeka score politicsを通して、政治家の話す力を数値化し評価することで、政治家の伝え方向上をこれまで以上にサポートしていくとしている。

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