NTTドコモは「dアカウント」のログインにおけるウェブ認証とパスキーによる新たな認証手段を、「パスキー認証」という名称で3月下旬から提供を開始すると発表した。
パスキー認証の提供に伴い、認証機能の名称を「パスワードレス認証」からパスキー認証へ変更する。また、常にパスワードレス認証を行うための設定機能の名称を「パスワードレス設定」から「いつもパスキー設定」へと変更する。
現在、dアカウントのログインにおいて、生体認証などの「パスワードレス認証」を使用する場合、「dアカウント設定アプリ」を起動して認証を行う必要がある。
提供を予定するウェブ認証では、事前に「パスキー端末設定」を行うことで、dアカウント設定アプリのインストールや起動することなく、利用するサービスのブラウザでパスワードレス認証が利用できる。
例えば、ドコモオンラインショップやドコモオンライン手続きなど、dアカウントを使用する各種サービスにおいて、ログイン時に「パスワードレス認証」を使用する場合、dアカウント設定アプリに遷移することなく、ブラウザのみで認証が可能になる。
また、パスキーによる新たな認証手段を開始することで、セキュアなクラウドを介してデバイスと同期し、dアカウントのログインでパスワードレス認証が利用でき、機種変更時にパスワードレス認証の再設定が不要になるという。
なお、パスキー端末設定の対象OSは、最新バージョンから順次拡大する。詳細は、「dアカウントポータルサイト」で発表するとしている。
パスキー認証は、FIDOアライアンスとW3Cが推進する最新の国際標準技術ウェブ認証(Web Authentication)とパスキー(Passkeys)による新たな認証手段。ドコモは2022年10月17日、2023年2月に提供を開始する予定と発表していた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス