Elon Musk氏が、自分のツイートを優先するようにTwitterのアルゴリズムを変更することをエンジニアらに指示し、その結果、Twitterユーザーのフィードが同氏のツイートであふれる事態になったという。Platformerが米国時間2月14日に報じた。
Twitterの最高経営責任者(CEO)で億万長者のMusk氏は、12日のスーパーボウルの試合中につぶやいた、フィラデルフィア・イーグルスを応援する自身のツイートが、Joe Biden米大統領の似たようなツイートよりも、はるかに注目度が低かったことに気分を害したという。Musk氏は、Biden大統領と比べて注目されなかったそのツイートを削除したが、大統領のツイートのインプレッション数がおよそ2900万回だったのに対し、Musk氏の削除前のインプレッション数は910万回だった。
同氏は、80人で構成されるエンジニアリングチームに対し、このエンゲージメントに関する問題を直ちに修正するよう指示した。Platformerによると、エンジニアらの解決策は、ユーザーエクスペリエンスを高めるよう設計されたフィルターを迂回して、Musk氏のツイートの表示を人為的に1000倍にするというものだった。
翌日13日に、複数のTwitterユーザーが、同氏をフォローしていないアカウントも含め、「おすすめ」フィードがMusk氏のツイートとリプライであふれかえっていることに気づいた。
Twitterはコメントの要請に直ちには応じなかったが、Musk氏は14日、Twitterが「アルゴリズムを調整」する間、「しばらく待ってほしい」とユーザーに呼びかけた。その数時間前には、自身のツイートがTwitterユーザーに強制的にフィードされたことを示唆するようなミームを投稿していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」