旅に必要なものを駅でレンタル--JR東らが実証実験

 JR東日本とJR東日本スタートアップは1月25日、モノの貸し借りアプリ「Alice.style」を運営するピーステックラボと協業し、旅に必要なものを駅で借りて駅で返す新サービス「JRE手ぶら旅」の実証実験を開始すると発表した。

 
 

 2月1日から5月31日まで、東京駅(新幹線南のりかえ口改札前 手荷物預かり所)と仙台駅(駅たびコンシェルジュ)で実施する。1カ月前から前日17時00分までの事前予約に対応する。が、4月27日から5月7日の期間の受け取り、返却はできない。

 受け取り、返却の対応時間は、東京駅が9時00分から21時00分まで、仙台駅が8時30分から19時00分まで。準備が整い次第、ロッカーでの無人の受け渡しなども開始する予定。

 
 

 JRE手ぶら旅では、新幹線車内や滞在先でのリモートワークに使えるWi-Fiルーターやモバイルモニターなどのセット、仕事の合間の目や肩などのリフレッシュに使えるリラックスアイテム、滞在先でのリフレッシュで活用できるヘアアイロンや美顔器などのセットを、駅で借りて駅で返すことができる。

 例えば、スライドキーボード付きノートPCスタンド、折り畳み式間仕切り、ノイズキャンセリングヘッドホン、モバイルバッテリー、ポータブルWi-Fiルーターが利用できる「リモートワークセットA(車内利用向け)」は、最短2時間まで800円、最大72時間まで5000円で利用できる。

 
 
 
 

 同実証実験は、ベンチャー企業などから、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス、サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現させる「JR東日本スタートアッププログラム2022春」で採択され、実行するものとなる。

 JR東日本スタートアッププログラムは、2017年度に初めて開催し、今回までに合計104件の提案を採択。鉄道事業やIT事業など幅広い分野の実証実験を行い、一部の取り組みは実用化されているという。

 両社によると、将来的にはニーズをみながら、アイテムの数、種類や展開駅についても拡大を予定。モノのシェアリングサービスを活用し、列車旅から始めるSDGsな暮らし方の推進も行っていくという。

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