厚生労働省は4月25日、スマートフォンやタブレットで年金額を試算できるツール「公的年金シミュレーター」の試験運用を開始したと発表した。
公的年金シミュレーターは、日本年金機構から公的年金の加入者に送られる「ねんきん定期便」に記載された二次元コードをスマートフォンやタブレットで読み取り、生年月日を入力するだけで、働き方や暮らし方の変化に応じて将来受給できる年金額を試算できる。
利用に当たり、IDとパスワードが不要。個人情報は記録せず、画面を閉じるとデータを自動で消去するという。安心、安全に利用できるとしている。
なお、簡易に試算することを目的としており、試算条件によって年金額が過大、過小に算出される場合がある。そのため、より正確な年金見込み額の確認をする場合には、日本年金機構の「ねんきんネット」の利用をすすめている。
厚生労働省は公的年金シミュレーターの運用開始にあたり、利用者満足度を向上させための試験運用期間を設けており、「国民の皆様の声」募集 送信フォームへの改善点、意見などを募集している。
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