約2年ほど前から、ゲーム機に搭載されるGPUの流通量が減少し、PCのアップグレードを望むゲーマーにとっては不満が募る状況が続いていたが、その状況にようやく終止符が打たれるかもしれない。
PC Gamerが米国時間3月28日に報じたように、Best Buy、Overclockers、Micro Centerなどのウェブサイトでは、NVIDIAやAMDの最新GPUが「在庫あり」と表示されている。これは、近くの店舗に在庫があれば、そこに行って入手できることを意味する。
また、GPU用の基板を製造するASUSが、4月1日から製品の価格を25%引き下げる考えを明らかにしている。同社はTom's Hardwareに対し、この価格引き下げの背景には、中国からの輸入品に対する米国の関税制度の変更があると述べた。
供給量の増加により、この数年間GPUとゲーマーとの間に立ちふさがってきたダフ屋やボットなどは消えてなくなる可能性もあるが、しばらくはGPUの高値が続きそうだ。これは、他の部品に影響を与えるサプライチェーン上の問題が、GPU用基盤メーカー各社でのコスト増につながり、メーカー側がその一部を価格に転嫁する可能性があるためだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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