ブイキューブは3月24日、家や職場以外の場所「サードプレイス」に関して調査した結果を発表した。調査対象は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のいずれかに居住する会社員、経営者500名。
新型コロナウイルスの流行により、テレワークやリモートコミュニケーションを活用したニューノーマルな働き方が文化として定着してきている。それに伴い自宅でもなく、オフィスでもない「働く場所としての第三の場所(サードプレイス)」のニーズが高まっているという。
調査によると、新型コロナウイルス流行前と比べると、61.6%が自宅でも職場でもない「第三の場所(サードプレイス)」の必要性が高まったと回答したという。
サードプレイスの必要性が高まった理由を聞くと、「ひとりの時間がとれる」がトップで45.5%となった。2位以下に「サードプレイスのほうがやりたい、やるべきことに集中できる」「自宅に家族がいてやりたい、やるべきことがしづらい」「生活にメリハリがつく」の順で続き、新型コロナ流行による在宅、家族時間の増加、ワーク・ライフスタイル変化の影響がうかがえる結果になったという。
仕事ができる場所としてサードプレイスを利用したいか聞くと、54.0%が利用意向を示した。
サードプレイスがオフィスや自宅に比べ効率的に働けるかどうか聞くと、「オフィスより効率的」と感じる人は51.8%だった一方、「自宅より効率的」と感じる人は約7割の67.6%となった。
この結果について、ブイキューブは、一般的にオフィスは働く場所として最適にデザインされているが、自宅は家族がいるなどでそうした環境を作ることが難しいケースもあり、自宅以外で効率的に働ける場所の選択肢としてサードプレイスが求められるのではないかと考察している。
仕事場所として利用したいサードプレイスについては「シェアオフィス/コワーキングスペース」が55.6%でトップ、続いて「カフェ・喫茶店」が48.9%、「個室ブース」が43.7%となりました。上位3つは4位以下(図書館、カラオケなど)と30ポイント前後差をつけており、上位回答が仕事のできるサードプレイスだった。
仕事場所としてのサードプレイスに求めることを聞くと、「個室であること」が65.6%でトップとなった。2位以下に「電話やWeb会議ができること」「高速ネットワークがあること」が続き、働けるサードプレイスには新型コロナ流行後におけるテレワーク、ハイブリッドワークに対応できる環境が特に求められているようだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス