モスバーガーを展開するモスフードサービスは、ENEOSホールディングス、ZMP、エニキャリに協力し、自動宅配ロボットを活用したデリバリー事業のビジネス性検証を目的とした実証実験に参加する。
実証期間は、2022年2月1日~2月28日(荒天時中止)。営業時間帯は、11時~20時の予定。配送先となるのは、東京都中央区佃・月島・勝どきエリアの配送可能なマンション(約5000戸)となる。
同実験は、ENEOSとエニキャリが共同構築した受注・集荷・決済などのプラットフォームを利用し、ZMPが提供する自動宅配ロボット「DeliRo(デリロ)」が商品を配送。将来的な実用展開を見据え、ロボット設置拠点から複数店舗へと、遠隔監視による公道デリバリーを実施する。
同社は、同実験において「モスバーガー 月島店」にデリロを停止させ、利用者からのオンライン注文により商品を提供する。
なお、同社は2020年からオリィ研究所と協力し、分身ロボット「OriHime」を介した会話により、商品が注文できる「ゆっくりレジ」の実証実験を開始。
2021年夏には、OriHimeを分身としてリモートで会話や動作を行うパイロットが、移動可能な分身ロボット「OriHime Porter」を遠隔操作し、店舗内の待機客へと商品を運搬する実験を行ってきた。
今回、非接触かつ、安価な配送を見据えた同実験に参加することで、顧客ニーズの高まりやサービスの有効性を検証するという。
同社以外の参加小売店は、磯丸水産 門前仲町店/一体感/緣 臺彎 タピオカ専門店/カオマンガイ専門店 タイ料理ヒウマイ 築地店/カモンチ come on!家/キーマおじさんの咖喱家 築地店/crepe mania/サイゼリヤ 月島店/ジャラナ 晴海店/タイ食堂 ありがタイ/ダイエー 月島店/築地そらつき/デニーズ 勝どき店/天才のタコライス 築地店/鶏あえずタンパク 築地店/肉のたかさご/ねばねば丼専門店 お玄さんのねばとろ丼 築地店/のりまき屋 寿司ブリトー専門店NORIMAKIYA/はしば/Beor@/深川ワイナリー東京/FURUSATO/ペッパーランチ越中島店/松屋 勝どき店/焼肉スタミナ苑 月島店/薬膳スープ専門店 倖碗 築地店の26店舗(注文可能な小売店は、変更になる場合がある)。
今回の実験は、特定の店舗に特化した配送ではなく、多数の事業者が利用できる配送サービスを確立することを目指しており、顧客ニーズを検証するビジネス実証となる。
また、その起点として複数店舗が参加する遠隔監視による配送の取り組みは、国内で初になるという。
ロボットの充電・デリバリー拠点は、東新エナジーが運営する「Dr. Drive月島SS」。乾汽船が運営するシェア型企業寮「月島荘」にもデリロを配備し、拡大した配送エリアをカバーするとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス