アップル、中小企業向けサブスクリプション「Business Essentials」を発表

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2021年11月11日 09時59分

 Appleは、デバイス管理、「iCloud」ストレージ、24時間サポートを組み合わせた、従業員数500人以下の中小企業(SMB)向けサブスクリプションサービス「Apple Business Essentials」を発表した。

 大企業向けのサービスで成功を収めているAppleにとってSMBは、その成功を支えるための大きな機会だ。Appleの第4四半期(9月25日締め)のサービス売上高は183億ドルで、前年同期の145億5000万ドルから増加している。サービスはAppleにとって、「iPhone」に次いで2番目に大きな収益源となっている。

 Apple Business Essentialsは、ベータ版として無料で米国の顧客に提供され、2022年春に正式提供となる。価格体系と主な内容は以下のとおり。

  • 1デバイスあたり月額2.99ドル(約340円):デバイス1台、50GBのストレージ
  • 1ユーザーあたり月額6.99ドル(約800円):デバイス最大3台、200GBのストレージ
  • 1ユーザーあたり月額12.99ドル(約1480円):デバイス最大3台、2TBのストレージ
  • 対象となるデバイスは「iPhone」「iPad」および「Mac」だ。「AppleCare+ for Business Essentials」は無料ベータ期間には提供されない。価格は今後発表される。
  • デバイスとユーザーの数に合わせて、プランを自由に組み合わせられる。

 このサブスクリプションサービスを利用する企業は、間違いなく存在するだろう。小規模企業には、セットアップ、新人研修、バックアップ、修理、サポート、アップグレードなどの日常業務を含む、IT業務やデバイスのライフサイクルを管理するための時間や人員が不足しているためだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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