2011年に「iPhone nano」(当時Appleで最高クラスのスマートフォンだった「iPhone 4」の、より安価で小さいバージョン)についてささやかれたあらゆるうわさは、どうやら真実に基づいたものだったようだ。The Vergeが米国時間8月19日に公開した記事には、共同創業者である故Steve Jobs氏が2010年10月に送ったというメールの内容が掲載されており、Appleが当時、より小型のiPhoneに取り組んでいたことが確認できる。
戦略会議のアジェンダを記したそのメールには「iPhone nano計画」に関する箇条書きが含まれており、その下に「コスト目標」、さらに「Jony」(おそらくはAppleで最高デザイン責任者を務めていたJony Ive氏のこと)がiPhone nanoのモデル(あるいはレンダリング、もしくはその両方)を紹介すると記されている。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、回答は得られていない。
iPhone nanoが日の目を見ることはなかったが、「nano」というブランド名は当時非常に人気のあった「iPod nano」シリーズとしっくりくるように名付けられたのかもしれない。
知っての通り、Appleは最終的には「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」と同時に発表された「iPhone 12 mini」でやっと小型版iPhoneを販売することになる。Appleは今秋「iPhone 13」シリーズを発表するとみられており、iPhone 13、「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」と共に、「iPhone 13 mini」も登場するとうわさされている。
The VergeはEpicとAppleの裁判資料に目を通しているうちにJobs氏のメールに行き当たったという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス