iYellは5月20日、住宅ローン商品の審査を行う前に、住宅購入検討者の属性をもとに最適な住宅ローンを抽出するシステムにおいて、ビジネスモデル特許を取得したと発表した。
iYellは全国の住宅事業者、住宅購入検討者に対し、住宅ローン手続き専用スマートフォンアプリ「いえーる ダンドリ」を提供。アプリを通して住宅ローンデスクサービスを提供することにより、iYell の住宅ローンエキスパートが、金融機関の選定から住宅ローン成約まで代行することが可能だ。
また、iYellでは、毎月1000件近くの住宅ローン審査のノウハウを蓄積しており、全国の住宅ローン商品の中から、住宅購入検討者に合った住宅ローン商品を抽出するシステムを、いえーる ダンドリの中に構築している。
このシステムを活用することで、例えば住宅ローン商品の表面上の融資条件を満たしていない住宅購入検討者でも、別の条件を満たしていれば融資が可能なケースもあり、見落としてしまう可能性のある商品を、取りこぼしなく紹介できるとしている。
住宅購入検討者にとっては、審査をする前に自身の属性で、通りやすく希望に近い住宅ローンを知ることができ、金融機関にとっては、自行において審査が通りやすい住宅購入検討者が紹介されるため、契約につながりやすいというメリットがある。
今回、このビジネスモデルの新規性、進歩性が認められ、「住宅ローン商品抽出システム及びプログラム」という名称で、ビジネスモデル特許の取得に至った。
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