カラオケルームでアバターが悩みや歌を聞いてくれる--JOYSOUNDで新サービスの実証実験

 カラオケJOYSOUNDを展開するエクシングは3月8日、三井物産グループのMoon Creative Labと、アバターがカラオケルームで悩みや歌を聞いてくれる新サービス「アバティータイム」を開発し、実証実験を実施すると発表。JOYSOUND直営店を展開する子会社のスタンダードと連携し、JOYSOUND金山店(3月8日〜3月31日予定)と、JOYSOUND品川港南口店(3月22日〜3月31日予定)で、同サービスが体験できるという。

アバティータイム
 

 同サービスは、カラオケルームという空間でアバターを介して、人と人が気軽につながる機会を提供することで、孤独や悩みを解消し、心身をリフレッシュできる場の創出を目的に開発したという。アバターモデルの製作には、シス(IVR)の「Vカツ」を使用する。

 アバターは、遠隔地に実在する人物が操作。これにより、AIとは異なるリアルな対話が可能であるとともに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で雇い止めが増加するなか、コミュニケーションスキルに長けた人の雇用の受け皿となることを目指す。

 利用可能時間は、月曜日〜土曜日(祝日を含む)の14:00〜18:30(ラストオーダーは18:30)。対応店舗の受付で「アバティータイム利用」の意向を伝えることで利用が可能。料金は室料無料で1ドリンクオーダー制、30分間のサービスとなっている。

 同社ではこれまでも、多彩な映像コンテンツを配信することで、観る楽しみを提供するサービス「みるハコ」の展開を強化。今回、アバティータイムにより、話すを新たなテーマに掲げ、カラオケルームに全く新しい価値の創造を目指すとしている。

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