Twitterと決済サービス企業Squareの最高経営責任者(CEO)を務めるJack Dorsey氏は、ラッパーで音楽界の重鎮であるShawn "Jay-Z" Carter氏との友情を、一連の業務提携へと転換させようとしている。Dorsey氏は米国時間3月4日、Carter氏が保有する音楽配信プラットフォームTIDALの過半数株式を、Squareがおよそ2億9700万ドル(約320億円)で取得すると発表した。
Carter氏は、取引完了とともにSquareの取締役に加わる。TIDALは、「Seller」や「Cash App」と並んで、Square傘下で独立して事業を行うと、Squareはプレスリリースで述べた。
金融サービス企業と音楽配信プラットフォームのタッグはやや異例に感じるが、Dorsey氏は一連のツイートで、TIDALへの出資は、小規模な販売業者の業界参入と成長を支援するというSquareの当初のミッションに沿っていると述べた。
「SquareがCash Appによって、あらゆる規模の販売業者と個人のために成し遂げてきた実績を踏まえて、今度はアーティストを対象として、同じ成功をアーティストにも当社にももたらすことができると考えている。小さくスタートして、アーティストの最も重要なニーズとそのファン層を拡大することに注力していく」と、Dorsey氏はTwitterで述べ、こう続けた。「Squareは、販売業者と個人のためのツールで構成されるエコシステムを構築しており、アーティストにも同じことを行う。ファン同士の距離を縮めるまったく新しい視聴体験、商品販売との簡単な連携、先進的なコラボレーションツール、新しい補足的な収益源に取り組んでいく」
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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