Facebookは、気候変動に関する科学的な情報を提供するページ「Climate Science Information Center」の範囲と内容を拡大することにより、この問題に関する偽情報への対策を強化する。同社は米国時間2月18日、同ページを新たに12カ国のFacebookユーザーに提供すると発表した。12カ国とは、ベルギー、ブラジル、カナダ、インド、インドネシア、アイルランド、メキシコ、オランダ、ナイジェリア、スペイン、南アフリカ、台湾。
Facebookは2020年9月に、フランス、ドイツ、英国、米国を対象にClimate Science Information Centerを初めて提供開始した。これは、世界の主要な気象機関からの事実に基づく情報をFacebookユーザーに提供するための、独立した専用スペースとして設計されたもの。気象機関には、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、国連環境計画(UNEP)、米海洋大気庁(NOAA)、英気象庁をはじめとする、約200のパートナーが含まれる。
このページに今回、新しいセクションが追加された。このセクションは、ジョージメイソン大学、エール大学気候変動コミュニケーションプログラム(Yale Program on Climate Change Communication)、ケンブリッジ大学の専門家らの支援を得て、気候変動に関する誤った通説が虚偽であることを示すことを目的としている。専門家らは気候関連のよくある誤解を正すための詳しい情報を提供している。
Facebookは18日、気候変動に関する一部の投稿にラベルを付けることも明らかにした。まず英国で開始し、他の国にも拡大していく。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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