TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、トヨタとして初の試みとなる、競技用車両の個人間売買サービス「TGR TRADE」のトライアルを12月1日に開始したことを発表した。中古車の個人間売買サイトを手がけているAncarとの提携サービスとなる。
競技用車両の中古車市場では「自分が大切に乗ってきた車両を手放したいが、どこで売ればいいのか分からない」「レースやラリーに興味があるので、中古車で手軽に参加してみたいが、どこで買えるのか分からない」とった、個人の売りたい人、買いたい人それぞれのニーズや困りごとがあると同社は説明。TGR TRADEはそのような双方の思いを結びつけるためのプラットフォームになるという。
TGR TRADEは、「TOYOTA GAZOO Racing」と中古車個人間売買のプラットフォームを運営する「Ancar」が共同開発した競技用車両に特化した個人間売買サービスとなる。売買車両は、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内で告知・掲載され、Ancarを利用して出品・購入できる。
出品方法は、売主自身で車両の撮影から掲載、購入希望者との交渉までする「セルフ出品」と、トヨタ自動車のスポーツカーブランドGRの構築拠点として展開している「GR Garage」に車両を預け、掲載から交渉までを代行してもらう「ガレージ出品」という2つの方法が用意されている。
セルフ出品は、ウェブで手続きが完結でき、車両を手元に置きながら出品できることが特徴。出品料は0円(成約した場合、別途利用料が必要)で、売りたい価格や時期、相手を売主が決められる。一方のガレージ出品は、個人間売買不成立の場合でも、買取が保証されるという特徴がある(車両の状態・車種によっては取り扱い不可の場合あり)。
まずは、「GR Garage 水戸インター」で開始し、協力店舗を継続的に募っていくとしている。
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