スマートフォン大手の中国OPPOは11月18日、同社のオンラインイベント「OPPO INNO DAY 2020」にて、伸縮ディスプレイを搭載したスマートフォン「OPPO X 2021」など開発中のコンセプトモデルを発表した。
OPPO X 2021は、フレキシブルOLEDパネルを搭載し、6.7インチのスマートフォンサイズから7.4インチのタブレットサイズに伸縮するディスプレイを搭載している。伸縮は電動で、ロールモーターパワートレイン、 2-in-1プレート、 自社開発のワープトラック高強度スクリーンラミネートなど、3つの独自技術を採用している。
同社ではこのほか、小型軽量のARグラス「OPPO AR Glass 2021」を披露。コンポーネントは、「birdbath光学ソリューション」で構成されており、より没入型の体験が可能という。本体には、ステレオ魚眼カメラ、ToFセンサー、RGBカメラなども実装されており、スマートフォンを介したジェスチャーベースのインタラクションなどをサポートするほか、数ミリ秒以内に3次元の空間ローカライゼーションを算出。リアル空間での自然な体験を提供するとしている。
あわせて、リアルタイムの空間計算技術を搭載した「CyberRealARアプリケーション」も発表している。センチメートル単位で正確に世界を再構築するリアルタイムの高精度ローカライゼーション、 OPPOクラウドなどのコアテクノロジーにより、高精度のローカライゼーションとシーン認識を実現。ユーザーと現実世界の理解を可能にするという。
同社では、技術開発戦略「3+N+X」を発表。3は、スマートライフを提供するための基盤(ハードウェア、ソフトウェア、サービステクノロジー)を指し、NはAI・セキュリティ・プライバシー・マルチメディア・相互接続性などの機能の数。最後のXは、ユーザーエクスペリエンスを向上させる最先端テクノロジーと戦略的リソースを意味するとしている。
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