さっそくイヤホンを付けてみる。最初は装着に戸惑ったが、耳をうまくアーチ部分に引き出すことでしっかり固定できる。頭を振ってもずれることはない。サイズは32mm×27mm×30mmと少し大きめだが、重量は片耳9gと軽いため、付けていて重さを感じることはなかった。テレワークだけでなく、スポーツにも向いていることは間違いなさそうだ。TW-1はIPX7等級の防水性能を持ち、急な雨や運動時の汗にも強い。
しかし2時間ぐらい装着したところで、振動部が当たる部分が痛くなってしまった。装着位置をずらしてみてもあまり変わらなかった。耳の形によるところが大きいと思うが、筆者の場合は日中ずっと付けるような使い方は難しいと感じた。
今はマスクを付けて外出する機会が多いが、TW-1は耳の裏にもパーツがあるものの、マスクのヒモはくぐり抜けて耳にかかるため、特に困ることはなかった。不織布のマスクでテストしたため、布マスクなどヒモが分厚いマスクはイヤホンにかぶるかもしれない。
電話の受話と終話もボタンで操作できる。音声ははっきりと聞こえ、こちらの音声も問題なく届いた。イヤホンを付けた状態でいれば、耳のボタンですぐ受話できるのもテレワーク向きだ。
そして音楽視聴の音質は、その仕組みゆえ低音は弱めだが、中音域から高音域は抜けるようなサウンドが楽しめる。左右に音が回るような演出の楽曲も、通常のイヤホン同様に堪能できる。音作りは女性ボーカルやエレクトロニック系の曲など、クリアな音に向いていると感じた。TW-1で音楽を聴くと、スピーカーよりも近くに音楽が聞こえるが、周囲の音もはっきりと聞こえるため、開放型ヘッドホンとも異なる印象を受ける。
装着した状態で周囲の人に音漏れを聞いてもらったところ、かなり耳に近づいても聞こえないとのことだった。元々、大きな音量で没入感を求めるような使い方はしない製品なので、周囲の音にバランス良く音楽が聞こえる音量であれば音漏れはないと言っていいだろう。
BluetoothはVer 5.0で、見通し距離は約10m。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP、SPP/SBCに対応している。
PEACE TW-1のカラーは、BLACKとWHITE。7月8日から予約受付を開始しており、税別価格は1万9800円。周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい人、ケーブルがない軽やかな使い勝手を求める人におすすめの製品だ。
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