MS、クラウドゲーム「xCloud」を9月提供--Xbox Game Pass Ultimate加入者は無料

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年07月17日 10時44分

 Microsoftがゲーム機「Xbox」のサービスをもっと楽しめるものにする。9月よりクラウドゲーミング機能が追加され、Netflixで映画をストリーミングするのと同じように、インターネットを介してゲームをプレイできるようになる。

Xbox Series X
Xbox Series X
提供:Microsoft

 この新たなストリーミング機能(コード名「Project xCloud」)は、まず月額14.99ドル(日本では1100円)の「Xbox Game Pass Ultimate」に加入している会員全員を対象に、9月中に提供が開始される。Xbox Game Pass Ultimateは2019年に開始されたサービスで、ゲーム機やPCで毎月100タイトル以上のゲームをプレイできるほか、Microsoftのゲーミングソーシャルネットワーク「Xbox Live」にもアクセスできる。

 プレイヤーはxCloudを通じて、移動中もスマートフォンやタブレットでゲームにアクセスし、Microsoftのサーバーから視覚的にリッチなゲームをストリーミングできるため、比較的性能の低いデバイスでもゲーム機並みの体験が得られる。

 ソニーの「PlayStation Now」、Googleの「Stadia」、NVIDIAの「GeForce NOW」でも同様の機能を提供している。

 ただし、MicrosoftはxCloudのゲーミングサービスをサブスクリプション加入者だけに限定するわけではない。同社は今後、この技術を他の方法でも提供する計画だ。しかし、ストリーミング技術を初めて実装するサービスにXbox Games Pass Ultimateを選んだのは、このサブスクリプションが人気を博しているからだと、MicrosoftでXbox担当責任者を務めるPhil Spencer氏は述べている。

Phil Spencer氏
Phil Spencer氏。2019年のプレゼンテーションにて
提供:Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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