メルペイは7月7日、商品購入代金を後からまとめて支払える「メルペイスマート払い」において、毎月定額で支払いできる「定額払い」の提供を開始すると発表した。メルカリのユーザーを対象に、段階的に適用するという。
メルペイスマート払いは、一カ月20万円を上限金額(銀行口座座登録または、eKYCによる本人確認を実施した場合)として、メルカリでの商品購入代金に加え、メルペイ加盟店での決済を後からまとめて支払うことができる決済手段。クレジットカードを持たないユーザーであっても、月末支払いが可能なのが特徴だ。なお、18歳未満は利用不可、満18~19歳は保護者の同意が必要となる。
定額払いを利用するには、銀行口座登録とアプリを使ったeKYCで本人確認を済ませたうえで、申込時の情報などをもとにした所定の審査が必要となる。利用可能な上限金額は、メルカリでの利用実績をふくむさまざまな情報(信用機関も含む)にもとづいてユーザーごとに算出される。20歳未満は利用できない。
清算金額の変更はアプリ上で任意で変更でき、メルカリでの売買で得た売上で早めに清算するといった使い方も可能だ。さらに、定額払いの利用可能な商品数を3つまでとすることで使いすぎを防止できるほか、商品ごとの利用状況を簡単に確認できるという。なお、支払金額は、手数料が50%を上回る支払額は設定できない(例えば、手数料が500円だったとして支払額を1000円以下に設定することはできない)。
仕組みとしては、クレジットカードのリボ払いに近い。手数料も年率15%と一般的なクレジットカードのリボ払いと同水準だ。ただし、メルペイ広報部によると「あくまでも複数ある支払方法の一つとして提案するもの」とのことで、定額払いを大々的にプッシュする予定はないという。メリット、デメリットを理解したうえで利用するのが良さそうだ。
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