ヤフーの親会社であるZホールディングスとLINEは6月30日、すでに公表している経営統合の完了時期が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、当初予定していた2020年10月より遅れる見込みであることを発表した。
ZホールディングスとLINEの経営統合は2019年11月18日に発表し、2020年10月の経営統合完了を目指すとしていた。今回の発表によれば、経営統合に向け各競争当局との間で必要な手続などについての対応を進めているが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による影響などもあり、一部の国における競争法に基づく手続及び対応が完了していないという。
現時点において、競争法に基づく手続などに重大な問題を認識しているわけではないとし、競争法に基づく手続及び対応を進め、速やかに共同公開買付けを開始する予定という。その共同公開買付けの開始時期が、当初の予定(2020年5~6月)より遅れることとなるため、それに伴い経営統合の完了時期も遅れることが見込まれるという。なお経営統合に向けた最新のスケジュールについては、確定次第速やかに公表するとしている。
なお共同公開買付けの公開買付価格や、ZホールディングスとLINE承継会社(LINEの完全子会社で、LINEから会社分割によりLINEの事業を承継する会社)の株式交換に係る交換比率を含む経営統合の条件や方式の変更は、想定してないとしている。
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