iOS 14では、iPhoneにマルチタスク機能が実装される可能性もある。Appleに関する情報のリークで知られるBen Geskin氏は、iOS 14の初期バージョンを稼働する「iPhone 11」でこの機能を動かしているとする動画をTwitterに投稿した。この投稿を受けて、iOS 14の新機能ではなく、現行のiOSを脱獄したバージョンなのではないかと疑問を呈する声もあがった。次期モデルでは「iPhone 12 Max」が登場し、その画面は現在の「iPhone 11 Pro Max」よりさらに大きくなるといううわさもあるので、「iPad」と同じような機能があれば便利だろう。とはいえ、うわさがあるからといって、それがiOS 14で使えるようになるとは限らない。
音声アシスタント機能である「Siri」は、既に単語やフレーズを翻訳できるようになっているが、iOS 14では画面上の文章も翻訳できるようになる可能性がある。9to5Macによると、GoogleのChromeと同じような翻訳機能がSafariに追加され、モバイル通信やWi-Fi接続がなくても、ボタンをタップするだけで言語を切り替えられるようになるという。また同サイトは、この翻訳機能がAppleのほかのアプリでも使えるようになる可能性にも触れている。
Safariが「Apple Pencil」に対応するという情報もある。タップやスクロールに使えるほか、メモを書き込んだりページに印を付けたりできるようになるかもしれない。
これも9to5Macが報じている情報で、聴覚障害がある人のために、アラームや赤ん坊の鳴き声など、重要な音声を振動に変換するアクセシビリティー機能が追加されるのではないかという。
iOS 14に、新しく2つのアプリが搭載されるとのうわさもある。そのひとつが、各種の運動を日課として指導してくれるフィットネスアプリだ。
ランニング、サイクリング、ボート漕ぎ、筋トレ、ダンス、ヨガなど多数の運動が対象になっている、とMacRumorsは伝えている。このアプリはApple Watchと「Apple TV」でも利用できるようになるという。同サイトは、このアプリが無料になるようだとしているが、Appleがこのサービスのサブスクリプションを有料にする、あるいは「Apple News+」のように、無料コンテンツと有料コンテンツを分ける可能性もある。
Appleは、iOS 14用に新しいARアプリの開発を進めているといううわさもある。9to5Macによると、このアプリを使用すると、店舗で目の前にある商品について、オンラインで検索しなくても詳細な情報を得ることができるという。同記事では、アプリのリリース時点ではApple StoreとStarbucksでこの機能が使えるとしており、他の小売店にも拡大されるかもしれない。
これまでに流れているどのうわさを見ても、iOS 14は、現在「iOS 13」が動作しているすべてのデバイスに対応するとされている。これまでのアップデートでは、やや古いモデルのiPhoneやiPadは除外されてきたので、古いデバイスを使い続けている人にとって、これは朗報だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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