そして5月28日に、CNET Japan初のオンラインセミナー「飲食店オーナーやフードデリバリー企業が語る『飲食店』の未来 〜外出自粛で打撃受ける飲食店、テクノロジーでどう支援する?〜」を開催した。
当日は15時にセミナーを開始したが、想定よりも多くの申し込みがあったことから1時間前の14時には開場し、ウェビナーホストである私のZoom画面に事前に用意していたウェルカムスライドを画面共有機能を使って表示。開演までは私のビデオとマイクはオフ設定にして待機した。また、質問はすべてQ&A機能に集約したかったため、チャット機能は事前に無効に設定した。
15時になりオンラインセミナーが開始。パネリストである、ゑびや代表取締役社長 兼 EBILAB代表取締役社長の小田島春樹氏と、LINE執行役員兼 O2O カンパニーCEOの藤井英雄氏も加わり、モデレーターの私も交えた3名で進行した。
まず実施したのが投票機能によるアンケートだ。Zoomウェビナーのホストの画面下部には「投票」という項目があるので、事前に設定しておいたアンケートを選んで「投票の起動」ボタンを押す。すると、参加者全員の画面上に投票画面が表示され、選択肢の中から該当するものを選べるようになる(パネリストに参加させることも可能)。ホストは投票の結果をリアルタイムに閲覧することができ、その結果を参加者に共有することもできる。
オンラインセミナーではどうしても参加者は画面を見たままで退屈になりがちなので、アンケートなどによって少しでも“参加型”にするのは大切だ。また、アンケートの回答に応じて、どのような人が見ているのかを把握できため、パネリストとしてもその後の内容を多少変化させられる。ここでは(1)オンラインセミナーの参加回数、(2)飲食業界関係者であるかを質問したが、ほとんどの参加者が回答してくれた。
その後は、スライドを使ったパネリスト自己紹介、パネリストへの質問という流れ。私はモデレーターをしながらスライドも操作していたが、事前に双方の資料を1つにまとめていたので、当日はパワーポイントを右クリックで送っていくだけで操作にもたつくといったことはなく、スムーズに進行することができた。
そして、セミナーの後半になり、ここからは参加者による質疑応答タイム。Q&Aに次々と質問が寄せられる。「いいね」がついた質問が上位に表示されていくので、どの質問を優先的に読み上げるかを選ぶときには便利だ(ときどき順位がコロコロ変わるので困るが)。質問には「ライブ(口頭)」または「テキスト」で答えることができ、回答が終わった質問については「回答済み」ステータスにすることで、質問一覧から外すことができる。
ここでは特にスライドの操作は必要ないため、Q&Aに寄せられた質問についてパネリストに回答してもらい、ステータスを回答済みに変えるといった操作をしながら進行。想定以上に多くの質問が寄せられ、予定時刻をオーバーしてしまったが、盛況のまま無事に初回のオンラインセミナーを終わらせることができた。
セミナーを終了すると、自動的にPCのローカルHDDにビデオや音声(mp4、m4a、m3uの3種類の形式)が保存される。開場時間も含めて14〜16時半までの2時間半録画していたが、動画ファイルは240MBと思ったより小さいファイル容量だった。なお、クラウドに保存することも可能だが、こちらは容量制限があるので注意が必要だ。
Zoomウェビナーでは、セミナー終了後に視聴データを確認することもできる。ホーム画面左にある「レポート」を選び、「ウェビナー」を選択。そこから、参加者ごとの視聴時間や、質疑応答、投票などの内容をCSV形式でダウンロードできる。次回以降の参考になるデータを簡単に確認できるのはありがたい。
以上、Zoomウェビナーの設定から当日のオペレーション、セミナー後のレポート機能などについて紹介した。ただし、これはあくまでもCNET Japanのオンラインセミナーでの使い方のため、今回は使っていない機能も多い。ぜひ、さまざまな機能を使って、自社ならではのオンラインセミナーを開催してみてほしい。
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