調査企業Gartnerが米国時間6月1日に公表したレポートによると、2020年1-3月期の世界スマートフォン販売台数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて前年同期比で約20%減少したという。
新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、世界中で自宅待機命令が発動され、経済情勢が不透明になったことから、非必需品に対する消費者の支出が抑えられたことが、減少の要因とみられると同社は述べた。
世界の三大スマートフォンベンダーであるサムスン、華為技術(ファーウェイ)、Appleのすべてで、第1四半期の販売台数は減少したが、サムスンは同市場1位の座を何とか維持した。同社がより大幅な減少を免れたのは「中国におけるシェアが限られている」ためだとGartnerは述べた。
Gartnerは先週、新型コロナウイルスの影響で2020年のPC、タブレット、携帯電話などのデバイスの世界出荷台数が前年比で13.6%減少するという予測を示した。携帯電話だけに限ると、非必需品の支出を抑えようとして消費者の買い替えサイクルが伸びるために、出荷台数は14.6%減少すると予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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